2022年12月29日木曜日

本のお話354 羊男の冒険

村上春樹第4弾 羊男の冒険

まあまあ面白かったダンスダンス
ダンスの前編だけど、これはあまり
引き込まれなかったなあ。

下巻を読みながら、ちょっと前に
読んだばかりの上巻のストーリーを
忘れてしまってる事に愕然とする私。
話が繋がらなくて困るという事態に
陥りました。
しょうがないから、作者お得意の例え話を飛ばしに
飛ばして時短で読み直し、やっと繋がった!

物忘れの始まりかも、と心配になりつつも、
上巻は(私的に)心に残らないお話だったというのも
少なからず有るし、電車の中だけで読んでるので、
間が開くのも良くないね。

背中に星模様のある羊の謎に迫る物語で、前に載せた3作同様、
現実とファンタジーが複雑に入り組んでいます。

これには更に前編、前前編がある様ですが、読もうかどうか
悩むところです。
順番に全シリーズを読んでいだら、この作品の良さが
もっと分かったかも知れないけれど。

海辺のカフカの感想同様、作者は全体として何かを例えていそうな
気もするし、深い考えなどない気もしたり・・・

いずれにせよ、これもまた不思議な物語でした。
いつの間にか村上ワールドは、ミラクル路線まっしぐら。