ダンブラウン第5弾 ロストシンボル
ダンブラウン作品は、2013年の本のお話18のパズルパレス
以来、9年振りでした。
これも、ロバートラングドンシリーズです。
彼は宗教象徴学という特殊分野の専門家であるがために、
閉所恐怖症にも関わらず、いつも大変な事に巻き込まれ、
死の恐怖を味わうことになるのです。とんだ災難だね。
今回は、フリーメイソンに伝わる秘宝の謎解きがテーマでした。
これも冒頭に「文中の全ての組織や機関、建造物、芸術、科学、儀式
は実在する」とあり、どこまでが本当なのか興味津々です。
お馴染みの終盤の大どんでん返しはここでも健在で、圧巻でした。
ただ、それまでずっと面白かったのに、最後はテンションだだ下り
の残念な結末でした。
ラストのピーターとラングドンが繰り広げる講釈が極めて哲学的で、
難解な上に長過ぎて、少々うんざり・・・
更に、皆ながずっと追い求めてきた謎が、はっきりしないまま終わって
しまったことに、唖然としました。
それとも、私の頭が悪いのか??
このすっきりしない読後感、他の4名作には無かったことです。