これは本当に、舟を編むや、まほろ駅
前多田便利軒、神去なあなあシリーズ
に、君はポラリス、そして、格闘する
ものに〇の、あの三浦しをんさんの
作品なの?と疑いたくなる位、これ
までと180度作風の違うものでした。
今までの作者作品で味わった胸に染み渡る
感慨も清々しさも無く、重苦しい気持ちになる
ばかりの陰鬱なお話でした。
突然津波に飲み込まれてしまった小島で生き残った少年少女。
被災直後のある事件が、彼ら3人の未来に暗い影を落とします。
人間の罪や業が、自然災害に絡めて描かれていますが、
とにかく主人公の信之が、いけ好かん!
作者は、何を訴えかけたかったのだろう・・・