2023年10月16日月曜日

本のお話366 高学歴親という病

成田奈緒子 高学歴親という病

子育て中の人や、いつか親になる人に
是非お勧めしたい一冊です。

自身が高学歴で、わが子も勉強ができて
当たり前。親の役目とばかりに本人の
希望や自主性はそっちのけで、敷いた
レールの上を走らせようとする親も居れ
ば、果たせなった夢を子供に託し、過剰
な期待を掛けて行動を管理する親も居て・・・・

暴力や放置はもとより、過保護、過干渉、溺愛といった
わが子を思うが故の間違った関りも、子供を潰す事に
繋がるのですね。

作者の様に親を反面教師にして立派な大人になる人も居ることから、
育て方で全てが決まると言えないまでも、親が正しい子育てを
知ることによって防げることも多いのではないでしょうか。

昔主人が、小学生だった子供たちに夜9時就寝を厳しく守らせて
いたのを思い出しました。
これを読んで、それが如何に大切な事かを知りました。
今更ながら感謝です。

子育て=脳育て。
育てる脳の順番を間違えて、弱い土台の上に重い2階部分を乗せたら、
建物が崩れてしまうのは当たり前。
「育てる脳の順番の大切さ」~全ては、この一言に凝縮されています。