辻村深月第14弾 子どもたちは夜と遊ぶ
去年読んだのに、感想を書かずに長らく放置していました。
浅葱&藍。そして・・・θ&i。
彼らの正体は?
連続殺人事件の犯人は誰なのか?
幾つもの謎の真相を求めてぐんぐん引き込まれ、
終盤はどんでん返しに次ぐどんでん返しに驚かされ通しでした。
最後はやっぱりか!とmy予想が的中しましたが、
そこに至るまでは、思いも寄らぬ展開の連続でした。
そう言った意味で、ミステリーとしての完成度はかなり高い!
にも関わらず、この作品が私的にいまいちなのは、あまりにも重く
やりきれないお話の上に、主人公に共感できず、何より、
救いがなかったからでした。
同じ長編でも、ファンタジーの「かがみの孤城」や、現実路線の
「傲慢と善良」や「朝が来る」が遥かに良いね。