池井戸潤 株価暴落
銀行マン時代の経験を生かした金融小説で
お馴染みの作者です。
これもご多分に漏れずといったところです
が、今までに見た幾つかの作者原作の
連ドラとは、ちょっと違った雰囲気の作品
でした。
大手スーパーでの爆破事件を巡って繰り
広げられるミステリーで、フィクションの
奇想天外な面白さと、ノンフィクション
ならではのリアリティが相乗効果を生んでいます。
最後には、ミステリー特有のどんでん返しが待っていました。
真犯人と犯行目的に、誰もが驚愕するはず。
そして・・・表面からは伺い知ることのできない
一つの事象の陰に潜む真実と悲哀・・・・
とっても面白かったです。
社会派小説は、幾つになっても、勉強になるね。