池井戸潤第9弾 金融探偵
これも2章目に差し掛かった時に、一瞬
短編集かと思ったら、短編連作でした。
良かった♪♪なぜか、得した気分♡
30歳の主人公は、就活中の元銀行マンで、
あるきっかけから、中小企業融資の審査
経験を生かして、次々に持ち込まれる謎
を解明していくことになります。
時には探偵の様なことをやらされたりもするけれど、
彼は探偵ではなく、あくまでも金融探偵で、そこが、
重要なポイントです☝
全7章のうち、2章にまたがるお話が1つだけありますが、
それが断トツに面白く、興味をそそられました。
実話の様なリアリティを感じるからです。
実話を元にしたフィクションかもね。
前回のBT’63に似た雰囲の作品もありました。
それを含む幾つかは、思いもよらぬ結末を迎えます。
どんでん返しは作者作品の定番であるにも関わらず、
毎度、毎度、あっ!と驚かされる私なのでした。