先日古本屋に行って、いっぱい買い込んだ
中から最初に選んで読んだのが、これです。
1章を読んで、「しまった!短編小説を
間違えて買ってしまった~」
2章目を読んでる最中に、あれれっ??
話がつながってる???
3章目で、やっぱり繋がってたよ!!
そして読み進めるに従い、どんどん面白くなって引き込まれ、
一昨日の外出先での移動中と、待ち時間で全部読んでしまいました。
面白い本って、早く読めるもんだよね。
これは短編連作集で、同じ直木賞受賞作である村山由佳さんの
「星々の舟」にどこか似た雰囲気を感じました。
北海道の釧路湿原を眼下に臨むホテルローヤルを舞台に、7つの
ストーリーが展開されます。
ホテルローヤルの廃墟に始まり、同ホテル建立前に向かって
時間を逆走してお話が進む中で、様々な事象がつながり、
明らかにされていきます。
建物一つ一つに、そして、そこに関わる人たち一人一人にもまた
ドラマがあると気付かされる作品です。
これは、面白かった!