2018年6月5日火曜日

本のお話279 オレたち花のバブル組

池井戸潤第4弾 「オレたち花のバブル組」

ドラマ「半沢直樹」は、「バブル入行組」と
この作品から成り立っています。

ドラマは原作にほぼ忠実でしたが、それでも、
クライマックスシーンを含めた幾つかの場面
で、より一層ドラマチックな脚色がなされて
いました。映像化は、大概そうなるね。

痛快な半沢直樹は、バンカーに限らず誰もが、
理想とするサラリーマンの姿ですが、意外な
ラストが待ちかまえていました。
現実?は、厳しいね。
彼なら、このままで終わらないはず!と、続編
(もしあれば)に期待したいところです。

脳科学の見地から、女より男の嫉妬が、何倍も何百倍も
恐ろしい、とテレビで言ってましたが、その言葉通り、
男社会のなんと、ドロドロと陰湿なことか。
この場合は、嫉妬ではなく、私利私欲や保身のために
使う手段の汚さですが。

そう言えば先日、銀行にお勤めの知り合いに尋ねたところ、
「「半沢直樹」は、お話がかなり盛られてはいるけれど、
根底の部分で通じるものがある」と仰ってました。
やっぱり、そうなのか・・・