2019年7月17日水曜日

古い町並み③~豊田家、南門、称念寺

肥料や大和木綿などで財を成した
豊田家も今井の御多分に漏れず、
大名貸しで巨万の富を築きます。

借金の形に大名から物納された値打
品や買い集めた蒐集品は、美術館が
できるほどの品揃えです。


時価いくらに
上るか、想像
もできない。

これらはその
ほんの一部で
す。


千両箱&中国
から渡った螺鈿
細工の硯箱。
蒔絵のお重や
器など。

古伊万里や
初期伊万里の
皿も大量に
あるよ。


 
写楽、広重の絵も、本物です。


豊田家は、重要文化財の町家の台所を今も炊事に使っておられます。
外から上部だけ見ることができます。
豊田家があるのは、御堂筋という名の通り。
本町筋とか御堂筋とか、大阪みたい。


今井は左の称念寺を中心に発展した寺内町であり、濠を巡らせた環濠集落でした。外界と繋がる9つの門は、朝夕決まった時間に開閉され、集落を外敵から守ってきました。現在も濠の一部と復元された南門が残っています。右が南門。

また本町筋に戻ってきました。

内部の道で見通しのきくものはなく、殆どが屈折させてあるのは、
当初、敵の侵入に備える軍事目的でしたが、江戸時代中頃からは、
裕福な商人の生命と財産を外部から守るのに役立ったと資料に書かれています。