天才物理学者と新人女性刑事が数々の
難事件を解決に導くドラマでお馴染みの
ガリレオシリーズの一つでした。
二人が流し台の扉を開けて中を覗き込み
ながら浄水器について語り合う場面では、
ドラマの同シーンがありありと蘇って
きました。
但し、他は何にも覚えていなかった(@@;)
作者のミステリーは完璧!と思われるものと、
そんなの絶対おかしい!と突っ込みたくなるものが
ありますが、これは断然、後者だね。
なんだかんだ言いつつも前回の「手紙」は前者に該当します。
ミステリーではないけれど。
それは、読んだ人の誰もが感じるであろう違和感と有り得なさで、
そこをさらっと流せたら、これも名作には違いなく、物語をもっと
楽しめるはずなのに、引っかかってしまうんだよね~
ドラマで福山雅治さん演じる湯川助教授がBGMに乗って
難しい数式を書き連ねる終盤のクライマックスは番組を大いに
盛り上げてくれましたが、それはドラマならではの演出で、
原作にはやっぱり無いね。