2015年5月9日土曜日

本のお話209 幸せの記憶

ダニエルスティール第5弾 幸せの記憶

上中をペーパーバック、下巻をハード

カバーで買ってしまいました。
全部、中古だよ。
下巻は中巻と半分近くかぶってます。
持ち歩くのが、重かった。

ベニス、ローマ、パリ、サンフランシスコ、
ニューヨークと世界をまたにかけた物語で、
それぞれの都市の風光明媚な景色や建物、宮殿の様な邸宅や
調度品について細かく描写されているのが、この作品の特徴です。

登場人物、特にヒロインの装いや持ち物
についても都度、詳しく
説明されているので、おしゃれな人には興味深い作品思います。
全くおしゃれでない私でも、想像の目の保養ができました。

ヒロインのお相手が、またしても巨大企業オーナーの息子で、
息子の選んだ女性を断固として受け入れられない女帝の様な母親が、
ここにも登場します。

前々回載せた「長い旅路」とも、色んな意味で重なる物語でしたが、

この物語は終盤、主人公が母から娘へと移ります。
ハッピーエンドの範疇に入るものの、ダニエルスティール作品だから
いって、必ずしもヒロインが報われるとは限らないと知りました。

このお話でもヒロインが息を飲むほどに美しく、女神の様なその美貌を、

終始褒め称えていますが、美しすぎるヒロインという定番設定に、
そろそろ飽きてきたかも・・・・
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