林真理子第4弾 最終便に間に合えば
短編集ですが、直木賞受賞作を2作も含む
お値打ち品で、どれも面白い!
電車の中でちょっとづつ読んでいると、
前のストーリーを忘れがちになります。
特に登場人物の名前なんて、章が変われば
即忘れる。
これもうっかり見落すところでしたが、
2作目と4作目のお話だけ、繋がっているでは
ありませんか!!
「曽根さん」の呼びかけで・・・
何だか聞き覚えのある名前の様な気がして・・・
前編に戻って確認すると・・・やっぱり彼女は、
「エンジェルのペン」の浩子だったんだ!!
そうか、あれから彼女はそうなったか・・・
直木賞受賞作と言われても、今一つピンと来ないのは、
短編である上に、かなり(当時としての)今時風だからかな。
作者のエッセイをそのまま小説にしたかの様なノリでした。
けれども・・・
どの短編も、その軽さの中に得も言われぬ奥深さが潜んでいる様な気がして、
そこが魅力なのかもしれないね(^_-)-☆