2013年6月11日火曜日

本のお話41 おいコーセカンドシーズン3、4

村山由佳、おいコーセカンドシーズン
Ⅲ「消せない告白」、Ⅳ「凍える月」

これまでは、勝利とかれんのすれ違いや喧嘩、
恋愛小説にお決まりの横恋慕の他、勝利のスランプ
やかれんの仕事の悩みなど、誰にもありがちな

日常描かれていましたが、Ⅳで突然、事態が
深刻になります。
次が気になってしょうがないけれど、ブックオフ
買えたのは、ここまで。
ブックオフに並ぶのを待ってられなくなった私は、
アマゾンでⅤ、Ⅵを注文してしまいました。

不安を感じた読者から作者に、この後に続くと予想
される困難について「どうか主人公を、あまり酷い
目に遭わせないで」と言う要望や嘆願が数多く
来たそうです。
それについて作者は「登場人物たちは、もうとうに
自分の意思を持ち、好きなように動き回っていて、
親の私は、必死で後を追いかけ、彼らが生きてゆく
道程を描写する以外には無いのだ」と語っています。

「勝手に歩く登場人物の後を追いかけるだけ」なんて、
本を書く人は言うことが違うね!と言うより、
それこそが才能なんでしょうね。

「辛くても最後の最後は、みんなに納得してもらえる
ラストにするつもりなので、安心して最後まで読んで欲しい」
と巻末に書かれてあったので、ちょっと安心できました。

早くⅤ巻とⅥ巻、届かないかなあ・・・・