筒井康隆、第2弾 家族八景
これも何十年も前から持ってる本です。
家族八景から始まり、七瀬ふたたび、次いでエディプスの恋人と
七瀬シリーズは3部作となっています。
家族八景は、人の心が読めるテレパスの美女、火田七瀬が、
家政婦として働いた8つの家庭を描いた物語です。
どの家庭の話もドロドロで、爽やかなのが一つも無かったような・・・
通常は人の心にそこまでの裏は無いと思うけど、この物語を読んで、
テレパスの能力だけは、欲しくないと思いました。
もし、何かの超能力を持たなくてはならないのなら、次回アップ予定の
七瀬ふたたびの西尾が持つ透視能力が断然いいね!!
透視能力なら、何がしかのメリットがありそうだから。
タイムスリップ能力は便利だけど、タイムスリップして自分だけが
過去に戻っても、元の世界はそのまま続いて行き、それとは別に
タイムスリップした世界が出来てしまうとしたら、ややこしくて仕方ないね。
消えた自分を、家族や身近な人が心配して探し回る一方で、タイムスリップ
した先の世界では、自分が2人になってしまうことも考えられるし。
予知能力に関しては、一生に1度か2度、何かの一大事に
限って使えたら、ありがたいだろうなあ・・・
などと、これを機に超能力について、あれやこれやと考えてしまいました。
そんなのどこにも無いのにね(^_-)-☆