椋鳩十 ねしょんべんものがたり
私が7~8歳の頃、「好きな本を買っておいで」
と言われて、近くの本屋さんに出かけ、これを
選んで帰ったら、大笑いされました。
子供の頃におねしょした思い出を持つ椋鳩十が
声を掛けて、著名な作家仲間23人から集めた
幼い日のおねしょエピソードを編集したもの
で、椋鳩十の体験談も含まれています。
夢の中で小便したら、おねしょだったという話
が最も多く、1度っきりの人や何度も、何年も、或は
大きくなるまでずっとしてた、など人それぞれですが、
どれを取っても、微笑ましい。
自分のおねしょに纏わる亡きおばあさんや親との、目頭がジーンと
熱くなるような思い出話なんかも入った笑いと涙の実話集です。
綺麗に撮れてますが、実物は剥がれた背表紙をテープで継ぎ接ぎした
ボロボロに近い本ですが、これも私の宝物。