シドニーシェルダン第8弾 私は別人
辛く救いのない悲劇ですが、物語の完成度は高く、
真夜中は別の顔以上によくできたお話でした。
作者の作品の幾つかは、物語終盤のシーン
から始まります。
これも不可解なプロローグに始まり、そこに
向かって物語が繰り広げられ、ラスト間際で
最初のシーンと繋がった時に、プロローグの
謎が全て解ける様に作られています。
実在する映画演劇界の大物プロデューサー等
のエイジェントや俳優、コメディアン等の著名人が数多く
登場し、フィクションと実話を絡めたお話となっています。
主人公は、天才コメディアンとその妻の2人ですが、あとがきによると、
彼らのモデルはなんと!作者の親友夫妻らしい。
どん底からのし上がり、ショービジネスの世界でトップの座に君臨した男と、
その男の妻となったことで全世界から注目を浴びた元(売れない)女優。
夫妻の来歴を部分的に拝借しただけと思いますが、これ程までに凄まじい
物語にモデルが実在したとは、驚きです。