2015年6月15日月曜日

本のお話215 夏の庭

湯本香樹実 夏の庭

娘が本の断捨離で、要らないものに分類した
まま、何年もリビングの片隅に忘れ去られて
いたものです。
お父さんが何気に読んだら、意外と良かった
と言ってたので、私も読んでみました。

処女作にして、世界各国で刊行され、国内外
の大きな賞を幾つも受賞し、映画化や舞台化
された名作です。

my感想は・・・・良かった~~!!
ミステリー小説の様にページをめくる手が止まらないと言うのでは
なく、淡々とした中にジーンと胸に沁み渡る感慨が有ります。

「ずっこけ3人組」と「西の魔女が死んだ」をミックスした雰囲気の
作品で、「死」がテーマとなっています。

小学六年の仲良し3人組と、知らないおじいさんとのひと夏の交流を
描いたこの物語は、幅広い年齢層に受け入れられ、親しまれそうです。

お勧め度、星5つ☆☆☆☆☆

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