森村桂 それでも朝が来る(下)
上下巻から成る作品ですが、古本屋に下巻しか
なかったので、上巻は読まず終いになりました。
なので、下巻についてですが・・・
森村桂さんの最初の夫との結婚生活から離婚を経て、
今のダンナ様と結婚するまでの自伝小説で、作者が
作った「もうひとつの学校」のことや、前のご主人
とのドタバタ結婚生活、未練たらたら状態での離婚と、
それに伴う苦悩と再生が描かれています。
彼女は、好奇心もチャレンジ精神も旺盛で、
大きな夢や目標を持ち、それを達成する無鉄砲な
までの行動力を発揮する反面、体が弱く、精神的な
疾患も抱えておられて、バランス的に大変だったのが
この作品からも伺えます。
そんな中で、多くのものを残されたのですね。