2014年2月21日金曜日

本のお話89 女ごころ

サマセットモーム 「女ごころ」

これは20年位前に友達からもらったものです。
表紙も無く、汚れてボロボロな状態だけど、
大好きな本なので、手放す気は全く無く、
ずっと大切にしています。

私の憧れの街フィレンツエが舞台の物語で、
ストーリーの面白さを、情緒ある風景が引き
立てています。

全く違うタイプの3人の男性の間で揺れ動く美貌の
未亡人メアリイの女ごころを描いたお話です。

イケ面で社会的地位、名誉と誠実さを合わせ持つ理想の男性ではなく、
窮地から自分を救ってくれた今で言うチャラ男を選んだメアリイに
思わず共感してしまうとっても面白い物語でした