山崎豊子「「大地の子」と私」
完成までに8年もの歳月を費やした「大地の子」を書くに至った経緯や物語の構想に
ついて、困難を極めた中国への取材と、その中で大きな助けとなった胡耀邦総書記
の存在、ドラマ制作の秘話などが、対談形式を交えて作者の言葉で語られています。
才能はさることながら、これだけの偉業を成し遂げた作者の恐るべきパワーに
感服しています。
更に、作者は大地の子で得た印税を全て投じて奨学金財団を作り、帰国できた
中国残留日本人孤児2世3世の高校進学の援助をしている事にも感銘を受けました。
あらゆる意味において、山崎豊子さんは偉大な人ですね。