2014年6月24日火曜日

本のお話125 花の回廊

宮本輝NO.6 自伝第5弾「花の回廊」

これは最近読みました。
次巻が出るまで何年もかかる長編なので、読者は
待たざるを得ないのですが、特にこの巻は前巻を
読んでから、すご~く間が空いてしまいました。
物語の存在をすっかり忘れてたからです。

この巻は或る貧困アパートが舞台で、伸仁と住人の
関係が主に描かれています。

これも例に漏れず、強烈な人達の登場で波乱ずくめ
ですが、今回は特に恐ろしく、伸仁の命が奪われる
ところでした。土田のあっちゃん(伸仁の友達)可哀想・・・

熊吾は目標に向かって着実に前進していますが、終盤、嫌な予感を

漂わせる記述が幾つかあり、今後の展開が気になります。