2014年8月31日日曜日

本のお話146 アンクルトム

ストウ アンクルトム物語

小学生の頃から持ってる本の中でも、これは

低学年向けらしく、ページを開くと、大部分
が平がな書かれています。

これはアメリカの教師で女流作家のストウ夫人

代表作で、ケンタッキーを舞台にした奴隷の物語
「アンクルトムの小屋」が原型の児童文学です。

実直で優しい初老の黒人トムの生涯を中心に残酷な
奴隷制度が描かれています。
南北戦争勃発の少し前に出版されて、全米で大反響
を呼び、リンカーン大統領も深く感動されたと
巻末に書かれています。

奴隷制度の悲惨さを知ると共に、トムの優しさ
包容力、
権力に屈しない強さと誇りに心打たれる作品です。