宮部みゆき第18弾 ソロモンの偽証
久しぶりの宮部みゆきミステリー♬
ずっと読みたくて、底値になるまで待ってました。
私の場合、先に映画やドラマで結末を知ると、
本を読む気が失せてしまうけど、先に原作を読む
と、どんな風に映像化されているのか、気になっ
てくるのです。早くテレビで放映されないかな。
期待通り面白く、これまで挙げた宮部作品18作
中の最高傑作と言えそうです。
ラスト近くで、ぞわぞわ~と鳥肌が立つような。
一人の中学生の屋上からの転落死の真相を求めて
、同級生らが行う学校内裁判を描いた物語です。
裁判を行う生徒たち、あり得なく賢過ぎる・・・
宮部ミステリーのすごさは言わずもがなですが、
千差万別色んなタイプの登場人物それぞれの心の
内が、細かく描き出されていることにも驚かされ
ます。一言で言うなら・・・深い!
6巻最後の「負の方程式」に出てくる探偵は、
なんと!「誰か」「名もなき毒」「ペテロの葬祭」
の主人公の杉村三郎ではありませんか!!
作者のミステリーでは、そんなことがよくあるね。