2013年2月21日木曜日

本のお話3 大人のための残酷童話 図書室の海

「翼」の前に読んだ2冊です。
私が好きなのは、長編小説。
物語の中に入り込めるのは、断然
長編小説です。普段、短編集は
あまり読まないけど、これは両方
共、短編集です。

倉橋由美子さんの「大人のための
残酷童話」は、今数えたらなんと
26話から成っています。
誰もが知ってる(知らないものも
ある)おとぎ話をモチーフに倉橋
由美子さんが辛口に脚色した大人
向けの創作童話集です。

「図書室の海」は娘の本ですが、
次に読むものを切らしていた時
に家で見つけて、娘に借りて読
みました。10話載ってます。
意味不明な部分が多く、人によって
色んな解釈が出来る不思議な本
でした。これが恩田ワールドと
呼ばれる所以なのか?と思ったら、
「他の小説の前話や番外編として、
繋がってるものが何編か有り、
それらの話は読んだ人にしか
わからない」と後で、娘から聞き
ました。
話題作「六番目の小夜子」は読んで
たので、その番外編のお話だけは分かりましたが。