2014年11月8日土曜日

本のお話166 美智子皇后のいのちの旅

渡辺みどり 美智子皇后のいのちの旅

これも母から20年以上前にもらいました。
載せるのが古い本ばかりで、お恥ずかしい・・・

美智子様と皇太子様(天皇陛下)の運命の出会い
からご成婚に至るまで、宮中でのいじめを中心と
した美智子様受難、子育て、皇太子と築かれ
た新しい皇室、美智子様の実家への思いなどが、
知られざるエピソードと共に書かれています。

従来は許されなかった親子同居と、更には乳人制度を廃止して両親の手
による子育てを実現させた宮中改革、昭和50年の沖縄訪問とその20年
前から始められていたお2人の沖縄との交流について書かれてある章が、
最も印象に残っています。

才色兼備のお嬢様だった美智子様が皇室に入られて以来歩いて来られた
茨の道、両陛下によって開かれたとは言え、やはり民間から皇室に嫁がれた
雅子様の心労。
お二人のご苦労を思うと、平凡が一番思わざるを得ない心境ですが、
天皇陛下と皇太子様の優しさと妻への労りには、心動かされるものがあります。