シドニーシェルダン第2弾 血族
一代で巨大世界企業を築き上げた父サミュエルと
後を継いだ娘のエリザベスが中心のミステリーです。
サミュエルは、自身が決めた会社経営のシステムが
招いた陰謀によって殺されます。
上巻はユダヤ人としてゲットーで生まれ育った父
サミュエルのサクセスストーリーとサミュエル
殺害の疑いのある親族各々の背景が中心に描かれている
ので、淡々と読み進めますが、下巻で核心に迫り面白さ
が加速して、急激に引き込まれていきました。
途中何を思ってか、巻末の他作品のタイトル一覧を見ようとして、
うっかりラストの一行が目に入ってしまいました。
せっかく面白く読んでたのに、すご~く残念でした。
で、予想外の犯人でした。
犯人は意外な人だったというのは、ミステリーでお決まりの
パターンではあるのですが。