2015年4月2日木曜日

本のお話202 走れメロス

太宰治 走れメロス

随分古い本で、
持ってた事さえ忘れてた。

9編の短編中、ぼんやりとでも覚えて
いる
のは、表題の「走れメロス」1編だけで、
それも昔国語の教科書に載っていたから。

15ページ足らずの短いお話の中に、人の根底

にある善と誠意が描かれています。
究極のエゴがテーマとも言える「人間の証明」
の、まさに対極にある物語です。

人の本質は、この様な命の懸かった極限状態でこそ、
顕著に現れるものですね。
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