2015年4月14日火曜日

本のお話205 アクシデント

ダニエルスティール第1弾 アクシデント


作者はシドニーシェルダン同様、一昔前に一世
風靡した作家です。
シェルダン作品の巻末に紹介されていた宣伝文
に釣られて読みましたが、彼女はミステリー
作家ではなかったね。

女性の作品らしく、ヒロインの心の動きが、
緻密に綴られています。

娘が巻き込まれた自動車事故をきっかけに、夫の裏切り
ヒロインが知ることとなり、絵に描いた様な家庭が一気に
崩壊していくのですが、そこからまた新たな幸せが生まれます。
絶望の淵から希望へと繋がっていく物語でした。

予断を許さない昏睡状態の娘に寄り添うヒロインの心の声が、
胸に沁み渡ります。
娘を見守り続ける中で、少しづつ前向きになっていくヒロイン
の気持ちの変化が琴線に触れ、目から鱗が落ちる思いでした。
下巻ではヒロインの辛い生い立ちや、事故の真相に迫ります。

夢中になったシェルダン作品以上にお勧めです。
さて次は、ダニエルスティールの何を読もうかな??
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