2014年3月10日月曜日

本のお話94 リプリー


サスペンスミステリー作家、パトリシアハイスミスの「リプリー」

これもお父さんの本です。
お父さんが持ってるのは、映画になった本が多い
様ですが、きっと映画が気に入って原作を読もうと
思ったのでしょうね。
読む本を切らしている時に、適当に漁って読みました。

リプリーは皆さんもよくご存じのアランドロン主演で
大ヒットした「太陽がいっぱい」の改題です。

デセプションポイントの感想でも書いたように、嘘は
そうそうつき通せるものではなく、一つの嘘を取り
繕うために、何重にも嘘の上塗りをして行かざるを
えなくなり、より大きな犠牲を生んで、取り返しが
つかなくなるものです。

別人に成りすますなんて、早々にばれそうなものなのに、
これがなかなか暴かれず。
すぐばれたら物語にならないもんね。
今の時代なら、そうはいかない・・・

そこそこ引き込まれる傑作でした!