2014年10月12日日曜日

本のお話158 とざんでんしゃとモンシロチョウ

長崎源之助 とざんでんしゃとモンシロチョウ

子供が小さい頃に買った本も、終わりに近付いてます。

これはあっと言う間に読めてしまう短いお話で、絵本に毛が生えた感じです。
コロボックルの村上勉さんの素敵な挿絵が満載。

小学生ケンジが、山奥で細々と陶芸しながら
一人暮らすおじいちゃんを異なる季節に2度
訪ねて行く物語です。
2度目はケンジ一家と一緒に街で暮らすために
おじいちゃんはケンジと一緒に山を下ります。
道中ケンジはガクアジサイの精に出会います。

この作品の最大の魅力は、おじいさんの住む山奥
にケンジを運ぶ登山電車です。
大変な急勾配をスイッチバックで上る登山電車と、
車窓から見える景色の美しさ。

四季折々の自然あふれる
この山に、「登山電車に乗って、いつか行こう!」
と子供と約束した思い出の本です。
今も有ったらいいなあ・・・
小田原から強羅行きの、この登山電車(^_-)-☆