富安陽子 キツネ山の夏休み
子供が小学生の頃に読んだ本です。
遠い田舎のおばあちゃん宅で過ごす小学生ひさしの
波乱と冒険の夏休みが描かれています。
ひさしが、おばあちゃんの家に行く途中で出会った
娘さんが恐ろしい蜘蛛だったり、お腹の出たおじ
さんがおばあちゃんと仲良しの猫だったり、友達に
なった少年がキツネだったり・・・
と、これも不思議なお話です。
キツネの少年は最も重要な登場人物で、この物語に
欠かせない存在です。
きれいな水の流れる川や蝉時雨の神社、緑の山々に青々と
した水田、縁側のある古い家が、子供の頃夏休みの大半を
過ごしたおばあちゃんの田舎を彷彿とさせます。
これも大好きなファンタジーで思い入れがあり、子供の本だった
にも関わらず、ずっと私の手元に置いてます。