2015年7月7日火曜日

本のお話219 ゼロの焦点

松本清張第2弾 ゼロの焦点

犯人の心情が、砂の器と似ています。

これは作者の作品中でも、かなりの傑作
ではないでしょうか。

30年以上も昔に訪れた能登半島のとある場所に、

「ゼロの焦点のロケ地」との表示がありました。
そこは、原作の舞台だったのか記憶が定かでは
ありませんが、重い雲の垂れ込めた断崖風景が、
物語のワンシーンをありありと思い出させる程
ぴったりの場所だった様に思います。

戦争の爪痕が深く関わった作品で、砂の器同様に
歴史的背景のある物語です。
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