2013年7月16日火曜日

本のお話52 夜明けまで1マイル

村山由佳 第8弾 夜明けまで1マイル


これは、大学生4人のバンド活動とメンバーの恋愛を
インにした物語です。 

文中に「才能は両刃の剣」と言う言葉が出て来ます。
天性の才能は、持つが故の苦しみがあまりに大きい
ために、そんなものは持たない方が幸せな(楽な)
人生が送れるというのです。
けれど、持って生まれてしまったのなら、その才能に
よって自分が押し潰されてしまわぬように、発揮して
行くしかないのだとも。

それは他の作品にも何度か出てきた言葉なので、
作者が痛切に感じていることを、登場人物の言葉を
借りて表現しているのでしょうね、多分・・・
何の才能にも恵まれなかった私には、分かるような分からない様な・・・