2014年7月7日月曜日

本のお話129 青が散る

宮本輝No.10「青が散る」

新設大学の1期生として入学した椎名燎平
大学生活を、泥と汗にまみれて打ち込んだ
テニス部活動中心描いています。

清々しい青春の陰にある若者達の苦しみ悲しみ、
言い様ない切なさが、響く様に伝わってきます。

登場人物それぞれが個性的で興味をひかれるのと、
テニス未経験者でも、テニスの面白さや臨場感
が味わるのが、この物語の魅力です。

myランキングは作品中4~5位ってところかな??
宮本作品には、どんな形であれ「死」が織り込まれて
いると、改めて思います。