宮本輝No.10「青が散る」
新設大学の1期生として入学した椎名燎平の
大学生活を、泥と汗にまみれて打ち込んだ
テニス部活動を中心に描いています。
清々しい青春の陰にある若者達の苦しみや悲しみ、
言い様のない切なさが、響く様に伝わってきます。
登場人物それぞれが個性的で興味をひかれるのと、
テニス未経験者でも、テニスの面白さや臨場感
が味わえるのが、この物語の魅力です。
myランキングは作品中4~5位ってところかな??
宮本作品には、どんな形であれ「死」が織り込まれて
いると、改めて思います。