2013年4月24日水曜日

本のお話26 あのポプラの上が空

数日前に読み終えたのは、三浦綾子の
「あのポプラの上が空」

彼女の作品はどれも、人の「罪」や「業」をテーマに
しているのに気付きます。
テーマにしているというよりも、自然とテーマに
なっているのでしょうか??
登場人物の罪の上にストーリーが成り立っている、と
言っても過言ではない感じです。
札幌の名門の病院一家が、覚せい剤中毒の家族に
翻弄されるお語です。

この人の小説には、必ずと言って良いほどキリスト教が
出て来るけれど、これは他の作品と比べると、ごく軽く
キリスト教が入っていただけでした。

暗くて重い感じが嫌い、と言う人も居るけど、広大な
北海道の厳しくも美しい自然を背景に繰り広げられる
物語の切なくて、物悲しい雰囲気が好きで、この人の
作品は何冊も読みました。
その中で家に残っている本を、これから載せることに
しよう!これから、三浦綾子が続く予定です。
20年以上前に出版されたものですが、他はもっと
古いので、時代遅れな感じになっちゃいますが・・・